授業支援システムとは?メリット・注意点を知って導入を検討しよう

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ICT教育の実現・効率化において必要なツールのひとつが授業支援システムです。授業支援システムにはどのようなメリット・注意点があり、導入することで教育現場はどのように変わるのでしょうか。今回は、授業支援システムの特徴やメリットについて解説していきますので、詳細を確認したうえで導入するかどうか検討してみてください。

授業支援システムとは?

授業支援システムとは、ICT教育において先生の授業運営・生徒の学習の双方を支援するツールです。「授業支援ソフト」「オンライン授業ツール」などと呼ばれることもありますが、いずれも基本的な内容は変わりません。まずは授業支援システムの導入が進む背景と、授業システムの主な機能について解説していきます。

授業支援システムの導入が進む背景

授業支援システムの導入が進む背景には、2019年に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」があります。GIGAスクール構想とは、小学校~高等学校の教育現場で生徒1人につき1台のPC・タブレットを支給し、同時に校内のインターネット環境を整備して、個別最適化学習を強化するものです。

このような新しい教育をサポートするためのシステムとして導入が進んでいるのが授業支援システムです。授業支援システムの導入により、授業準備の効率化や授業の進行補助、オンライン授業の補助や生徒の分析などが簡単に行えるようになり、授業・業務の効率化と精度の向上が実現します。

授業支援システムの主な機能

授業支援システムの主な機能は以下のとおりです。

<授業支援システムの主な機能>
・課題テンプレートの活用
・学習ログの解析
・生徒同士でつけられるコメント機能
・授業のポートフォリオ化
・オンライン授業や遠隔授業の補助
・授業態度や人間関係の分析

上記のほかにも、各生徒の端末へ課題を同時配信したり、生徒の課題進行状況を把握できたりするなどうれしいポイントがたくさんあります。これまでは可視化することが難しかった事柄も簡単にできるようになるため、これからの教育において、授業支援システムは必要不可欠なものといえるでしょう。

授業支援システムを導入する4つのメリット

授業支援システムを導入するメリットは、主に以下の4点です。

<授業支援システムを導入するメリット>
・先生の負担を軽減できる
・個別最適化された学びにつながる
・オンライン授業を行いやすい
・生徒の学習評価の参考になる

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

先生の負担を軽減できる

授業支援システムを導入することで、授業の準備・進行を効率的に行えます。たとえば、これまで行ってきたプリントの印刷や配布といった手間を「課題や情報の配信」という形で一括化させられることも授業支援システムを利用するメリットです。無駄を削ぐことにより、授業のクオリティを高められるでしょう。

個別最適化された学びにつながる

GIGAスクール構想により個別最適化学習が推進されています。授業支援システムを活用することにより、学習の進捗をはじめとする生徒個人のデータを可視化しやすくなるため、生徒一人ひとりに合わせた指導・ケアが可能です。また、生徒自らが学習ログを解析できるため、苦手分野・得意分野の把握がしやすくなるのも魅力のひとつです。

オンライン授業を行いやすい

一部の授業支援システムには、ブラウザがあればすぐに立ち上げられるオンライン授業・遠隔授業システムが導入されています。専用アプリのダウンロードやインストールを省いてオンライン授業を行えるため、生徒・先生双方の負担が軽減されるでしょう。

生徒の学習評価の参考になる

課題に対する生徒の進捗や回答状況を一覧化できることも授業支援システムのメリットです。形成的評価・総括的評価のいずれにも活用できるデータを収集できるため、生徒の学習評価もしやすくなります。

授業支援システムを導入する際の3つの注意点

授業支援システムには多くのメリットがある一方、導入時にはいくつかの注意点があります。

<授業支援システムを導入する際の3つの注意点>
・導入、運用コストがかかる
・システムに慣れるまでに時間がかかる
・トラブル時の対応を決めておく必要がある

上記注意点についても詳しく解説するので、確認したうえで導入の有無を検討しましょう。

導入・運用コストがかかる

デメリットは導入や運用にコストがかかることです。無料で利用できる授業支援システムもありますが、使える機能は制限されてしまいます。また、具体的な費用については公にされていないケースが多く、各サービスへの問い合わせが必要です。

システムに慣れるまでに時間がかかる

これまでの不便・不都合を解消できる一方で、新しいシステムに慣れるためには、先生・生徒双方に一定の時間が必要です。特に最初はシステムの扱い方がわからず苦労し、肝心の授業が進まなくなってしまうかもしれません。

また、ITに関する知識もある程度必要になるため、マニュアルなどを読んで勉強しておくことも必要です。うまく活用できるかどうか不安な場合、使いやすくてわかりやすい授業支援システムを選択することをおすすめします。

トラブル時の対応を決めておく必要がある

トラブル発生時の対応も決めておかなければなりません。授業支援システムはインターネットを活用する機能が多いため、通信環境を失った場合の対応策も練る必要があるでしょう。

都市部ではあまり見られないものの、地方ではネット環境が整っていないことも多く、災害など何らかの理由で回線が途切れがちです。万が一の際のヘルプページや連絡窓口を作成し、それらを周知することも忘れないようにしましょう。

まとめ

授業支援システムは、教育のICT化に伴い注目度を高めています。導入することにより先生の負担軽減、個別最適化学習の加速などを実現させられるほか、オンライン学習や生徒の学習評価も容易になることがメリットです。注意点にも目を配りながら、導入の有無を検討すると良いでしょう。

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