【調べ学習・探究学習】秋の味覚!私たちが食べているのは実か種か?

  • ブリタニカ・ジャパン

 

長らく続いた残暑ですが、最近は朝晩がいくぶん涼しくなり、秋らしくなってきましたね。秋といえば収穫の季節。突然ですが、ここで食欲の秋にまつわるクイズです!

A)ブドウ、B)クリ、C)ぎんなん。

どれも秋の味覚ですが、私たちは植物の実を食べているのか、種を食べているのか、全問正解できますか?

ひとつずつ見ていきましょう。まずはブドウ。これは簡単ですね。私たちが食べているのは「実」です。スーパーではよく、デラウェアや巨峰という品種の「種なしブドウ」を見かけますよね。

では、クリはどうでしょう? クリは「いが」の中に実がなります。しかし、私たちが食べているのは「実」ではなく「種」のほうです。じつはクリの場合、つやつやとした堅くてぶ厚い「鬼皮」とよばれる部分が「果肉」に当たります。ちなみに、クリの「いが」は、ほかの果実では「皮」に当たる部分で、クリの種というのは、薄い「渋皮」とその内側の食用になる部分です。

最後にぎんなん。これはどうでしょう? イチョウの木から熟して落ちたぎんなんは、サクランボにも似ていて一見「実」のように見えますが、これはイチョウの種です。
やわらかいオレンジ色の外側の部分は外種皮といい、臭くて、触るとかぶれることがあります。外種皮を取り除くと、内側に白く堅い殻が出てきます。さらに内側のうすい皮に包まれた、きれいなうす緑色の部分を私たちは食べていますが、これは種の「胚乳」に当たります。

というわけで、クイズの正解は、A)実、B)種、C)種(胚乳)、でした。

小中学校の授業を支援するオンライン・データベース「ブリタニカ・スクールエディション」で、「ブドウ」「クリ」「イチョウ」を調べると、このようなことがわかります。ほかにも、季節を象徴するいろいろな項目が収録されていて、写真や動画も豊富です。小学校1・2年生での国語科や生活科の授業の中で活用いただくことを想定した「きせつのいろいろ」というメニューもあります。春夏秋冬に分けて項目を掲載していますので、季節の移り変わりを感じ取りながら、ぜひいろいろな項目を引いて、新しい発見をしてみてください。

上記のリンク先をご覧になるには、ブリタニカ・スクールエディションへのアクセス権が必要です。

ブリタニカ・スクールエディションは、小学校、中学校など教育機関で利用されているオンラインのデジタル教材です。


文中のリンク先をご覧になるには、ブリタニカ・スクールエディションへのアクセス権が必要です。

ブリタニカ・スクールエディションは、小学校、中学校など教育機関で利用されているオンラインのデジタル教材です。