「水の惑星」の限られた水資源

 

表面積の70%が海でおおわれ、「水の惑星」ともよばれる地球。陸地には川が流れ、雨やも降り、水はいくらでもあるように思えます。しかし、人間が利用できる水は、このうちの0.01%に過ぎないことをご存じでしょうか?

地球上の水は、すがたを変えて循環しています。海や川の水は太陽の熱で蒸発し、水蒸気となって雲になり、その後、雨や雪になって海や地表に降りそそぎます。地表に降った雨や雪は、川に流れこんだり、地下水になったりして、また海にもどっていきます。

こうして地球上をめぐる水は、だいたい13.5億㎦といわれていますが、その内訳は次のようになっています。

  • 海水 13億2000万㎦
  • 氷河と積雪 2920万㎦
  • 地下水 840万㎦
  • 河川や湖 13万㎦
  • 大気中の水蒸気 1万3000㎦

このうちの大半を占める海水は、塩分が濃すぎるため、生活用水としては利用できません。人間が直接利用できるのは、塩分を含まない河川や湖などの淡水だけなのです。この割合が、0.01%。ずいぶん少ないですね。

一方、下の「世界の人口と水の使用量の変化」のグラフを見ると、人間が使用する水の量は、世界の人口増加にともない、年々増えています。この60年で人口は25億人から70億人に増え、水の使用量も約3倍に増加しました。2025年には人口は80億人を超え、 水の使用量も5000㎦を上回ることが予測されています。先ほどご紹介した人間が直接利用できる淡水のうちの約4%を利用する必要がでてくる計算です。

世界の人口と水の使用量の変化

また、その用途は、下の「世界の用途別の水の使用量」のグラフを見ると、農業用水が圧倒的に多いことがわかります。食料を生産するのに、これだけ多くの水を使うということは、人口が増えるとますます農業用水も必要になることが想像できますね。

世界の用途別の水の使用量

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