ブリタニカ国際年鑑2017

Year in Review 2016

ブリタニカ国際年鑑2017

『ブリタニカ国際年鑑』は、『ブリタニカ国際大百科事典』を最新の情報に保つため1975年に創刊され、以来、毎年4月に刊行されています。Britannica Book of the Year をもとに、日本版独自の書き下ろし記事を加えた構成となっています。

世界の一年間の出来事を、政治経済から科学、芸術、スポーツまで幅広く、解説記事、人物記事、特集記事と、世界の国を網羅した詳細な統計資料に集約。資料としても読み物としても、長年にわたり多くの読者に支持されています。

ブリタニカ国際年鑑2017内容1

 

ブリタニカ国際年鑑2017内容2

特別リポート

今日内外で広くみられる事象、事件、学術的動向の分析や解説記事です。
それぞれの分野や問題の第一人者が、原因や背景など専門的な部分にまで踏み込んで執筆しています。

拡大するポピュリズム

吉田徹(北海道大学教授)

2016年に各国で露呈した代表制民主主義の弱体化とポピュリズムの隆盛。われわれの未来はどこに向かうのだろう。

2016年アメリカ大統領選挙

デービッド・C.ベックウィズ(フリーランス・ライター)

アメリカ史上最大の番狂わせともいわれた大統領選挙。トランプ大統領誕生までの選挙戦を振り返る。

イギリスEU離脱の衝撃

渡邊啓貴(東京外国語大学教授)

イギリスのヨーロッパ連合(EU)離脱の決断は、内向き志向を強めるEUに今後どのような影響を与えるのか。

中国の南シナ海政策

川島真(東京大学大学院総合文化研究科教授)

南シナ海の実効支配を急速に進める習近平政権のねらいとは。中国と周辺諸国の対応を分析し、未来を展望する。

北朝鮮の核ミサイル問題

平岩俊司(南山大学総合政策学部教授)

核ミサイル開発を進める北朝鮮の真意はどこにあるのか。日米韓をはじめ国際社会はどう対応すべきか。

テロと政変に沈むトルコ

夏目美詠子(国際貿易投資研究所・客員研究員)

2015年から頻発する自爆テロと2016年の軍部によるクーデター未遂。洋の東西をつなぐ要衝に位置する国で続く苦悩。

ミャンマー新政権の発足

根本敬(上智大学総合グローバル学部教授)

2015年総選挙でのNLD大勝、2016年の新政権発足。しかし、動き出したミャンマーには課題が山積している。

パナマ文書があぶり出した世界

エリザベス・ティーグ(アナリスト)

史上最大級のリークは、指導者・富裕層の腐敗と欺瞞を明らかにし、国際的に公正な税制の困難さを知らしめた。

「イスラム国」の戦闘員募集

アレクサンダー・メリーグロウ=ヒッチェンズ(ジョージ・ワシントン大学過激主義プログラム研究部長)

ソーシャルメディアを使った「イスラム国」(IS)の戦闘員勧誘戦略によって、欧米からの参加者が増えている。

「象徴」天皇としての模索

河西秀哉(神戸女学院大学准教授)

2016年8月、明仁天皇は「生前退位」の意向をにじませた「お気持ち」を表明した。

相模原障害者殺傷事件をこえて

尾上浩二(DPI[障害者インターナショナル]日本会議副議長)

凄惨な事件を風化させることなく、私たちの社会はインクルーシブな社会へと変わっていくことができるのか。

分断社会をこえるために

井手英策(慶應義塾大学教授)

普遍的な価値を共有できない低信頼社会にあって、人はいかにして幸福の連鎖を目指す社会を構築できるのだろうか。

警察官の過剰な実力行使

ラドリー・バルコ(『ワシントン・ポスト』記者)

警察官による被疑者への発砲事件が相次ぐなか、公共の安全、命の尊厳をめぐる意見の隔たりは容易に埋まらない。

投資ブームに沸くユニコーンの価値

テレーズ・ポレッティ(『マーケットウォッチ』シニアコラムニスト)

ベンチャーから巨額の投資を受けるユニコーン企業。上場後も企業価値を維持・発展できるかは疑問である。

人工知能の歩み――第3次AIブーム

西田豊明(京都大学大学院情報学研究科教授)

60年前に本格研究が始まったAI。近年の成果は人間社会に大きな影響を与え始め、高い関心を集めている。

平成28年(2016年)熊本地震

鵜川元雄(日本大学教授)

熊本県を立て続けに襲った直下型地震は震源地付近に甚大な被害を与え、活断層の脅威をあらためて世に知らしめた。

サンゴ礁の大量白化

ジャニス・M.ラフ(オーストラリア海洋科学研究所上級主席科学研究員)

近年世界各地でみられるサンゴ礁の白化。人間活動がもたらす温暖化がサンゴ礁の生態系を危機にさらしている。

都市に進出する肉食動物

セス・マグル(リンカーンパーク動物園都市野生動物研究所所長)

都市部の広がりとともに野生肉食動物と遭遇する機会は増えている。人間と共存するための都市づくりが求められる。

ウズベキスタンのティラノサウルス

スティーブン・ブルサット(古生物学者、エディンバラ大学地球科学部)

クイズイルクム砂漠で発見された新種の恐竜化石は、この種がやがて捕食者の頂点に立つようになった理由を物語る。

リオが躍動した南米初スポーツの祭典

正田裕生(共同通信社運動部副部長)

南アメリカ初の五輪とパラリンピックは祝祭ムードのなかで、次回東京大会への課題も浮き彫りにした。

ジカウイルス――アメリカ大陸で猛威

カーラ・ロジャーズ(エンサイクロペディア・ブリタニカ生物医科学担当シニアエディター)

局地的に確認されていたジカウイルス。2015~16年にアメリカ大陸に広がり、重篤な疾患との関連性が懸念された。

アートスターとしてのロックスター

デブラ・N.マンコフ(美術・ファッション著述家)

ロック・ミュージックとビジュアル・アートの関係を問う展覧会が大盛況だが、主役はあくまでアートである。

スポットライト

この年に広く関心を集めた話題・出来事をとりあげた解説、読み物。

  • オバマ大統領の広島訪問
  • 2016年参議院議員選挙
  • マインドフルネス
  • ビートルズ来日50年
  • ニホニウムへの道
  • 北海道新幹線
  • Bリーグ誕生
  • 世界遺産――ル・コルビュジエの建築
  • ポケモンGOの開いた扉

写真特集

  • リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピック
  • 新種生物

国際百科年表

2016年に内外で起こった重要な出来事を暦日で記録。

国際百科年鑑

政治、経済、社会、産業、文化、芸術、科学など諸分野の事項について、2016年を中心とする動向を詳述。

有人宇宙飛行、各国の原子力発電の割合、主要国の航空宇宙工業、世界と日本の主要地震、日本と主要国の自動車生産台数、世界の宗教信者数、主要国の株価指数、GDP成長率、日食・月食・二分二至、おもな映画賞、文学賞、スポーツの記録など、図表多数を収録。

人物記事

人間の記録

2016年を通じ、政治、ビジネス、科学技術、芸術、文学、芸能、スポーツなど、さまざまな分野で注目を集めた内外の人物50人を厳選し、その業績や素顔などを紹介。

物故録

2016年に没した内外の人物100人を厳選し、経歴と業績を回顧。

ノーベル賞受賞者

2016年のノーベル賞受賞者の経歴と業績を、平和賞、文学賞、経済学賞、化学賞、物理学賞、生理学・医学賞の各賞ごとに詳述。

世界の国々・地域

世界195の国・地域の、2016年の出来事と、現勢を表す基本統計・図表類を収録。
政治体制、元首、面積、人口、人口動態、主要都市、民族、宗教、経済、産業、貿易、教育、医療、運輸、通信、国防の多岐にわたる情報で、各国の最新動向を一望。

統計

日本の統計

日本と都道府県の現勢を数値で示す、人口、面積、産業、経済、社会、教育ほか広範な最新基幹統計。

  • 面積・人口・労働
  • 農林漁業
  • 鉱工業・エネルギー
  • 商業・流通・運輸
  • 建設・住宅・くらし
  • 国際貿易・国際収支
  • 金融・財政・国民経済計算
  • 社会・教育

国際比較統計表

世界219の国・地域の政治、経済、社会、文化を一覧形式で比較する詳細な統計表。

  • 世界主要地域の概要
  • 政治
  • 面積・人口
  • 人口動態
  • 国民経済計算と国際収支
  • エネルギー
  • 情報・通信・文化
  • 社会保障・治安・軍事

キーワード

国際年鑑収録記事の理解の助けとなる、語句の解説。一年間にみられたさまざまな事物のうちおもだったものを収録。

仕様

  • 形態:書籍 ISBN 978-4-924934-42-9 C0502
  • 言語:日本語
  • 判型:A4変型(275mm × 225mm)上製箔押クロス装
  • ページ数:752ページ