セミナー報告

セミナー開催レポート
探究学習!その前に~「あの学校」の打開策~

探究学習ワーキンググループは、2019年8月9日(金)に探究学習に取り組む教科教諭・司書教諭、学校司書を対象にセミナーを開催しました。



第1部

第1部では、ドルトン東京学園中等部・高等部の西川洋史教諭(理科)が、下記について話しました。

  • 研究と探究の違い
  • 仮説を立てて検証する形式でなくても構わない
  • 生徒が探究するための要件(場所、教員、時間)について
  • 探究活動のきっかけと具体的な事例
  • 探究活動につながるカスケード現象とは







早稲田実業学校の鈴木祥之教諭(数学)は、数学における探究学習実践事例として、下記について発表しました。

  • 高等部2年理系対象の週1単位の授業における問題演習
  • 数学II演習論文の作成とプレゼンテーション
  • 高校生のうちに探究プロセスを経験することの重要性
  • 数学が実生活でどのように役立っているか事例を探し、考え、まとめる作業
  • 図書館とのコラボレーションについて


二人の発表では、探究活動においては生徒の興味のある題材で自由に探究活動をさせることの重要性と、多様な探究活動の形式を認め成果ばかりにこだわらないことが強調されました。

第2部

第2部では、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の前田由紀司書教諭と渡部華代子司書教諭が、下記について発表しました。

  • 「自調自考」の力を伸ばすハブとしての学校図書館の役割
  • 国語科、英語科、社会科などの授業との連携について
  • 外部の公立図書館、大学、美術館、博物館などとの連携
  • OB/OGの協力体制の構築
  • 知的好奇心を刺激するギャラリーや総合学習における学校図書館の役割

学校図書館との連携により、教科を横断した探究学習をより効率よく効果的に実現する可能性が示され、出席していた多くの先生方の刺激となったようです。




第3部

第3部では、中高一貫校の探究活動で利用されているオンラインレファレンスサービス「ブリタニカ・ジャパン」、「ブリタニカ・スクール」をブリタニカ・ジャパン株式会社が紹介しました。


第4部




第4部のパネルディスカッションでは、すでに登壇した先生方に加えて、早稲田実業学校の竹林和彦教諭(社会科)、ドルトン東京学園の石井信博教諭(英語科)も参加し、会場からの下記のような質問についてディスカッションを行いました。

  • 探究に対して失敗を怖がる、前向きになれない生徒への接し方や工夫点
  • 通常の授業の準備と探究学習の労力の配分
  • 実験→調査→結果→リサーチクエッションのサイクルにおけるサポートの仕方
  • 学校図書館をメディアセンターとして、どう変革させるか
  • 司書教諭はどのように探究活動の授業に参画するべきか
  • 大学受験とのバランスのとり方
  • 探究活動に前向きに取り組むための学校の風土づくりと教員間の温度差について


探究学習ワーキンググループでは、今後もこのようなセミナーを開催し、探究学習の実践について具体例を発信していく予定です。

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