ひとつのキーワードから広がる知の世界 Part U
イギリスの政治と女性の関係について考える
Vol.14 | 2011.11.7 発行 | ブリタニカ・オンライン・ジャパン
ブリタニカ・オンライン・ジャパン(以下BOLJ)は、日本語の『ブリタニカ国際大百科事典』と英語の Encyclopædia Britannica をベースとした知のポータルサイトです。
ちょっとした疑問を持ったとき、本格的に調べ物をしたいとき、レポートのテーマを考えるとき、まずは BOLJ にアクセスしてください。Google や Yahoo! で検索するのとは異なる確かな情報の世界があなたの前に広がります。前回に引き続き、その例をご紹介します。
【検索テーマ】
イギリス政治と女性の関係を題材にしたレポートのテーマを見つけたい。
レポートのテーマに困ったとき
条件検索で「イギリス」「政治」「女性」を
AND検索した結果
レポートを書くとき、具体的な人物についてのエピソードや著書からの引用を入れると生き生きとした内容になるものです。しかし、机に向かってはみたものの、何を書けばよいのかわからないというときには日本語の百科事典サービスにアクセスしてみてください。テーマにそったキーワードで検索を行い、ヒットした記事を読めば、きっと興味のある事柄に出会えます。マルチメディアも収録されていますので、あわせて読めば記事もさらに理解しやすくなるでしょう。
ご参考までに、ブリタニカの百科事典はグローバルな視点で編集されていますが、スコットランドのエディンバラで初版が刊行され、現在アメリカのシカゴに本社を置いている関係上、特に欧米の情報が充実しています。
それでは、百科事典の項目名のほか記事本文も検索する条件検索(右図*1)を利用して早速検索してみましょう。「イギリス」 AND 「政治」 AND 「女性」で分野を特定せず検索すると、右図のように、小項目事典で20件、大項目事典で39件(34項目)、国際年鑑で34件の記事がヒットします(右図*2)。
※記事やマルチメディアを引用する際は出典情報を記載する必要があります。BOLJ には、該当記事を引用する際の出典情報を表示する機能が用意されています。
小項目事典で関連記事をチェック
Encyclopædia Britannica『Dame Rebecca West』
の記事
小項目事典では、女性問題を多く取り扱ったイギリスの女流作家、ジャーナリストの「ウェスト」がヒットします。ここで彼女の代表的な作品名を見ることができます。また、英語の百科事典 Encyclopaædia Britannica へのダイレクトリンクもありますので、英語の記事もぜひご覧ください。
「ウーマン・リブ」には、女性解放運動の黎明期の理念は、1792 年にイギリスで発行された『女性の権利の擁護』に網羅されていることが書かれており、その著者「ウルストンクラフト」の項目へのリンクも用意されています。
※ブリタニカ・オンライン・ジャパンは、標準仕様で英語の百科事典オンラインサービス Britannica Online をご利用になれます。
※Encyclopædia Britannica に同意項目が存在しない場合はダイレクトリンクは表示されません。
掘り下げるなら大項目事典
大項目事典『サッチャー』の記事
大項目事典では「サッチャー」の項目で彼女の生い立ちから引退までを知ることができます。オックスフォード大学を卒業後 4 年間化学研究者として働きながら弁護士になる勉強をしたことや双子の母であること、さらに「鉄の女」と呼ばれるようになったきっかけなども書かれています。また、「フェミニズム/婦人参政権運動」や「ミル」の記事には 19 世紀のイギリスにおける婦人参政権運動の概要が書かれています。
現代の動きは国際年鑑
国際年鑑「新しい時代に臨むアイルランド/3人のメアリー」(1999 年)には、隣国アイルランドで1997 年に2人目の女性大統領となったメアリー・マカリース(1951〜)が実はイギリス国籍だということが書かれています。さらに、「ギラード」(2011年)の記事には、2010 年にオーストラリア首相に就任したジュリア・ギラード(1961〜)もイギリス生まれで、その後オーストラリアに移住したとあります。
※検索語を「女性」ではなく「女」とすると、「女流」や「長女」などもヒットし、さらに多くの検索結果を得ることができます。思うような検索結果が得られなかった場合は、このようにより広い概念の検索語や同義語に置き換える等の方法もお試しください。
ウルストンクラフトとシェリー
『女性の権利の擁護』を著したウルストンクラフト。女性は男性を喜ばせるためにのみ存在しているという考え方に挑むとともに、教育や仕事、政治において女性も男性と同じ機会を得ることを提唱しました。女性解放運動黎明期の理念を象徴する存在となった彼女でしたが、社会思想家ゴドウィンと結婚後、娘を出産する際に産褥熱がもとで亡くなります。享年 38 歳でした。
一方、そのとき生まれた娘は後に女流作家になり、日本でもおなじみの恐怖小説『フランケンシュタイン』を著します。ゴシック小説と SF の混合ともいうべきこの作品で創造された人造人間はたびたび映画に登場し、世界で最も著名な怪物の一つになります。
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