ひとつのキーワードから広がる知の世界 Part T
科学と文化の両面からオーロラについて考える
Vol.13 | 2011.9.20 発行 | ブリタニカ・オンライン・ジャパン
ブリタニカ・オンライン・ジャパン(以下BOLJ)は、日本語の『ブリタニカ国際大百科事典』と英語の Encyclopædia Britannica をベースとした知のポータルサイトです。
ちょっとした疑問を持ったとき、本格的に調べ物をしたいとき、レポートのテーマを考えるとき、まずは BOLJ にアクセスしてください。Google や Yahoo! で検索するのとは異なる確かな情報の世界があなたの前に広がります。今回から2回にわたり、その例をご紹介します。
【検索テーマ】
オーロラにまつわる科学的事項や、文化的にどのように取り上げられてきたかを知りたい。
まずは検索
ブリタニカ・オンライン・ジャパンのトップページ
ブリタニカ・オンライン・ジャパンの検索結果ページ
BOLJ の使い方はとても簡単。トップページの項目名検索ボックスにキーワードを入力するだけです。16万件近い項目から検索を行うわけですからそれでも十分な結果が得られますが、余裕があるときは、さらに条件検索(*1)にもチャレンジしてみましょう。条件検索ではAND/OR、分野指定といった条件を使って全文検索を行います。
条件検索で分野を特定せず「オーロラ」で検索すると、小項目事典で33件、大項目事典で36件(17項目)、国際年鑑で6件の記事がヒットします(*2)。
概要をつかむには小項目事典
小項目事典「オーロラ」の記事は300字ほどの長さ。美しい写真とともに簡潔な説明がなされています。
記事の下にあるダイレクトリンク(*3)を使って英語の百科事典 Encyclopædia Britannica の「aurora」に移動すると、論理的で洗練された英語で書かれた記事や写真、図を閲覧できます。
※ブリタニカ・オンライン・ジャパンは、標準仕様で英語の百科事典オンラインサービス Britannica Online をご利用になれます。
※Encyclopædia Britannica に同意項目が存在しない場合はダイレクトリンクは表示されません。
ダイレクトリンクを利用して日本語の記事から英語の記事へジャンプ
大項目事典をじっくり読む
大項目事典『オーロラ』の記事と写真
検索結果のページに戻って左側の大項目事典をクリックし、そこから大項目事典の「オーロラ」の記事も読んでみましょう。大項目事典では19ページ(*4)に渡りオーロラという現象が起こる仕組みや人間とのかかわりなどについて体系的に説明しています。目次(*5)が用意されていますので、必要な部分だけ拾い読みすることも可能です。また、オーロラの全体像や北海道で観測されたものを含む17点の写真や図も閲覧できます。
オーロラ以外の項目もチェック
オーロラに関する情報に幅広くふれるには、小項目事典「極軌道」、「バンアレン帯」など科学用語の記事、あるいはオーロラの美しさに魅せられるなどして研究を進めた偉大な学者「アルベーン」、「セルシウス」(次頁のコラム参照)の記事も読んでみましょう。これら関連項目の記事に簡単にたどりつけるのは、書籍にはなかった本文検索の利点です。大項目事典「大気光学」ではオーロラは虹や蜃気楼の光学現象とは明らかに異なるものであることが記されています。同じく大項目事典には「キャベンディッシュ」、「ドールトン」、「ラボアジエ」といった、オーロラに関する研究を行った科学者の記事があり、彼らの生涯と業績を知ることができます。
国際年鑑で今の動きをキャッチ
検索結果ページに戻って国際年鑑の記事も見てみましょう。2006年の国際年鑑の記事「宇宙探査/日本の宇宙開発」には日本がオーロラの微細構造の観測に乗り出していることが書かれています。
芸術作品や伝説の世界へ
オーロラという現象について理解したところで、今度はオーロラにまつわる芸術作品や伝説を見てみましょう。検索結果ページに戻って、小項目事典「グェルチーノ」の記事を開きます。
芸術作品 〜グェルチーノ、フォンティン、プリセツカヤ〜
小項目事典『グェルチーノ』の記事
オーロラに魅せられ、カジノ・ルドビージのフレスコ天井画『オーロラ』描いた「グェルチーノ」。実はグェルチーノというのは通称だったことがわかります。他にも小項目事典にはバレエの題材であるオーロラ姫を踊ったバレリーナの「フォンティン」、「プリセツカヤ」の記事もあります。
スラブや中国の神話との幻想的なかかわり
大項目事典「スラブ神話/神話の構造」には、セルビアには太陽に仕える2人の美しい乙女である朝のオーロラと晩のオーロラが出てくる神話があること、また別の神話では、朝、昼、晩の三つのオーロラが小熊座に鎖でつながれた1匹のイヌを監視するが、このイヌが解き放たれると世界は終焉するとされたので、この三つのオーロラは世界守護の3女神となったことが書かれています。一方、「中国神話/竜」を読むと『山海経』に出てくる燭竜はオーロラを神格化したものではないかという説があることがわかります。
百科事典ならではの広がり
以上、オーロラというキーワードから思いがけずさまざまな分野の記事にふれることができました。気の向くままにいろいろな記事を手軽に読むことができるのはオンラインの良いところです。次回はまた別のテーマでブリタニカの世界をご紹介します。

セルシウス
オーロラとゆかりの深いスウェーデンの天文学者セルシウス。43年にも満たない短い人生の中で、17年間にわたるオーロラ観測のほか、多くの偉業を成し遂げました。小項目事典ではそんな彼の業績をわかりやすくコンパクトにまとめています。
記事の最後には「水の氷点を100度、沸点を0度としてその間を100等分する温度目盛りを提唱し、翌年入れ替えて氷点を0度とした。のちに百分度目盛りCentigrade(日本では摂氏目盛り)と呼ばれるようになった。」とあります。日本ではそれほど知名度が高くない人物ですが、彼の業績は私たちの生活に密着したところで今も息づいていることがわかります。
(注意)
※ここに記載されている内容は、ニュースレター作成時点の情報です。
※ご覧になった時点で、内容や仕様などが変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

