株式会社ブリタニカ・ジャパン(東京都千代田区、代表取締役社長:大谷卓也、以下ブリタニカ)は、これからの時代に求められる「知識の活用力」と「問いを生み出す力」を育む教材として、高等学校での探究学習に特化した『ブリタニカ探究総合パック』の提供を開始します。
生徒自らの問いをもとに学びを深める「探究的な学び」を、信頼できる情報と生徒の知的好奇心を喚起し、探究プロセスに伴走するサポートで支援します。
知識は「教わるもの」から「発見するもの」へ
OECD(経済協力開発機構)によると、21世紀における「知識」は、これまでのように蓄積・伝達される静的な情報ではなく、「文脈に応じて活用される動的なリソース」へと変化しています。*
このような変化の中で、これからを生きる子どもたちには、単に「教えられたことを覚える」だけでなく、「知識の意味を深く理解し、自分で発見する」姿勢が求められています。
AIの発展により情報の収集や整理はテクノロジーが担うようになった一方で、「考える力(分析的思考・創造的思考)」**に加えて、「問いを立てる力」こそがこれからの時代の人間に求められるとも考えられています。
『ブリタニカ探究総合パック』では、ブリタニカが蓄積してきた信頼性の高い情報をもとに、生徒が自ら問いを立て、情報を整理・活用しながら学びを深めていくプロセスを支援します。情報源としての質の高いリソースに加え、探究の各ステップを導くガイドやワークシートなどの支援ツールを組み合わせ、学びを一貫してサポートすることで、探究学習が初めての生徒や先生方にも安心してご活用いただけます。
*OECD “Learning Compass 2030”
**世界経済フォーラム「仕事の未来レポート2023」
『ブリタニカ探究総合パック』開発者の声
ブリタニカ・ジャパン コンテンツ開発部 ディレクター 青木
探究学習は、これからの社会を生き抜く力を育てる大切な学びです。今回の教材は、信頼できる情報源と”探究の型”をセットで提供し、学習者が自ら問いを立て、調べ、考え、表現する力を育むことを目指しました。「探究のカギ」や「テーマ別ガイド」を手に探究の旅に出かけ、成果をゲットする—そんな新しい学びの体験を大切にしています。一人ひとりが「考えるって面白い」と感じ、自律的な学びの基盤を築くことを期待しています。
現場の先生からの声
早稲田大阪高等学校 早稲田コース長 米田謙三先生
探究の授業では「テーマ設定が浅い」「調べただけで終わる」といった課題が多く聞かれます。『ブリタニカ探究総合パック』は、ブリタニカの正確な情報と探究プロセスに即した教材で、生徒の主体的な深掘りを支援。先生方の探究指導の手間も大きく減らせます。
早稲田実業学校 初中高連携担当 竹林和彦先生
探究学習では、教員が教材を作ることよりも、生徒のアウトプットに向き合う時間が重要です。『ブリタニカ探究総合パック』は、信頼できる知識と評価支援で探究の「型」の習得を助け、各校の教材づくりの基盤にもなります。
『ブリタニカ探究総合パック』の特長
6つのテーマ「情報」「環境」「災害」「国際協力」「人権」「医療」を用意
学習者自身の興味・関心に応じてテーマを選択可能
テーマごとの「基本課題」のほか、自分(たち)で設定した課題に取り組むことが可能
全5コマ構成(1~5時間目)で「探究学習の基本的な型」を実践的に習得
2時間分のオプションコマにより、学校の実態に応じた柔軟なカリキュラム設計が可能
学習の際に、「探究のカギ」や「テーマ別ガイド」から、ブリタニカのデータベースの記事やコンテンツにアクセス可能
価値ある確かな情報をもとに、深い探究活動を実現することが可能
『ブリタニカ探究総合パック』の内容
探究のカギ(テーマ別)
レッスンスライド(全テーマ共通)
テーマ別ガイド(テーマ別)
ワークシート(テーマ別・一部共通)
その他(動画・画像・関連ツール)
指導案+指導のヒント(全テーマ共通)
評価ツール(全テーマ共通)
提供形態:デジタル教材(ブラウザ対応)
提供開始日:2025年7月
『ブリタニカ探究総合パック』はこちら
https://www.britannica.co.jp/digital/tankyusogo-pack/
ブリタニカ・ジャパンについて https://www.britannica.co.jp/
シカゴに本社を置く、グローバル企業として250年の歴史を持つブリタニカは、リサーチツールやデジタル教材を制作・提供するプロバイダーです。多彩なコンテンツを武器に、「信頼・安心・安全・発展」を掲げ、小学校から大学を含む教育機関で高く評価されてきました。今後も幅広い教育向けコンテンツや、教科横断学習用コンテンツを提供してまいります。